前回に引き続き、NASHモデル作製用飼料についてご案内いたします。
今回は、高脂肪高コレステロール飼料で作製したNASHモデルを使用した論文のご紹介です。
●飼料の配合内容●
これらの論文で使用されている飼料は下記の3種です(配合表)。
興味深い点は、脂肪の原料の比較でラードとトランス脂肪酸を含むショートニング
(配合表ではPrimexと表記)が比べられており、ラードを使用したD09100303よりも
トランス脂肪酸を使ったD09100301の方が病態がシビアとなっている点です。
D09100301の特徴は下記4つのポイントです。
1)高脂肪である事
2)高いコレステロール添加量
3)トランス脂肪酸を使用
4)炭水化物にフルクトースを使用している
下記が論文で使われている飼料です。
3つの飼料全てカロリー・栄養素を揃えて設計されております。
◎D09100301:高コレステロール高脂肪飼料
コレステロール添加量 2%
40kcal%脂肪含有量(うちトランス脂肪酸入り脂肪 30kcal%)、
炭水化物40kcal%(うちフルクトース20kcal%含有)
◎D09100303:高コレステロール高脂肪飼料
コレステロール添加量 2%
40kcal%脂肪含有量(うちラード 34kcal%)、
炭水化物40kcal%(うちフルクトース20kcal%含有)
◎D09100304:コントロール 低脂肪飼料
10kcal% Fat
コレステロール・フルクトース無添加
(ラードにほんの微量コレステロール含有)
↓弊社HPのNASH用飼料ご紹介ページはコチラ↓
http://www.epsekishin.co.jp/lsg/service/researchdiets/03.html
前回より2回にわたって2つのNASHモデルについてご紹介して参りましたが、
他にも肝臓がんに関する内容や、最近話題の腸内フローラに関する情報なども
入ってきております。
ご興味ございましたら情報お送りしますので、こちらまでお申し付けくださいませ。
また他の分野の疾患やモデルなども、お気軽にお問合せいただけますと幸いです。
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