カオリンペレット

特徴

カオリン(鉱物)のペレットです。
嘔吐する事ができないマウス・ラットは、気分が悪くなるとカオリンを摂取します(パイカ行動(pica behavior))
糞便から出てくる染料測定のために、カルミン(染料)入りカオリンペレットもございます。
詳しい配合内容についてはこちらまでお問合せください。

異嗜行動(pica behavior)

薬物投与を行う場合や実験手技がますます多様化する中にあって、臓器機能障害は好ましくない副作用の1つです。特に摂餌抑制の程度を調べるような研究において、副作用として臓器機能障害が起こることによって結果の判定にかなりの混乱をきたすことになります。臓器機能障害は、有毒物質の摂取、感染、細胞の癌化等、様々な要因によって引き起こされる吐き気や食欲不振を総称して言い表します。栄養価の全くない物質であるカオリンの消費量を見ることによって、嘔吐することが生理的に出来ないラットやマウスの生理感覚を反映することができます。(異嗜行動:本来の食物でないものを食べる行動で、ラットマウスは気分が悪くなるとこの鉱物カオリンを摂取するといわれております。)

費用効率的な指標

リサーチダイエット社では固形のカオリン(カオリンペレット)を提供しております。カオリンペレットはコストパフォーマンスが高く、簡単に使用でき、実験中の臓器機能障害を測定する手っ取り早い指標になります。候補化合物において、臓器機能障害をきたすような副作用がでることを初期段階で察知することによって、無駄な開発費を減少させたり、ドラッグデザインプロセスを合理化したりすることができます。
糖尿病に代表されるような代謝疾患を研究する研究者にとって、動物の摂餌量は重要な指標になります。しかしながら、実験中、摂餌抑制が認められた場合、それが被験物質の作用によるものであるのか、あるいは被験物質の副作用から起こった臓器機能障害によるものなのかという疑問に悩まされることもあると思われます。このような場合、カオリンペレットの消費量を詳しくモニターすることにより、実験系のメカニズムをいち早く知ることができます。

カオリンペレットの使用が想定される研究領域

  • 探索・創薬領域
  • 肥満・糖尿病領域
  • 癌領域
  • 放射線療法分野
  • 化学療法分野
  • 嘔吐研究領域
  • 制吐剤研究
  • 悪液質(カヘキシー)研究

形状

固形

使用上の注意

常温保存可能 ※高温多湿は避けてください※

参考論文・資料

関連情報については、お気軽にこちらよりお問合せください。

リサーチダイエット社ホームページより

お問合せはこちらまで

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